消費トレンド分析

政府が公開しているRESUSやV-RESUSの使い方を紹介しながら、消費のトレンドを分析します。ご一緒にデータの比べ方、仮説の立て方などを知ることにより、世の中のトレンドが少しずつ見えてきます。

2021年の年始の消費トレンドを分析していると、全国的に餅の売上が大きく伸びていることがわかりました。コロナの影響で、地域の餅つきが行われなかったことが背景にあったり、ご実家に帰省する人が減り、毎年もらっていたお餅を今年はスーパーで購入した人が増えたのではないかと推測されます。

面白いデータだけど、うちはスーパーじゃないから関係ない、これで片付けてはもったいないです。消費のトレンドには消費者のニーズの現れであり、一見関係ないようなトレンドから、新商品や新サービスのヒントを得ることができます。

お餅は好きだけど重たいから買うのが大変、毎年喜ばれていたお餅をあげられずに残念、みんなで食べてた実家のお雑煮のレシピが知りたい、などなど。こうしたペイン(お困りごと)を考えていくことで、ニーズを探っていくことができます。