盛岡への出張。
一日中、頭をフル回転させるような仕事を終えて建物を出ると、広い空一面に、真っ赤な夕陽が広がっていました。まるで、「今日も一日、お疲れさま」と太陽がそっと声をかけてくれているようで、思わず立ち止まって写真を撮りました。
こうした印象的な光景と、その日の仕事の達成感が重なって記憶に残ると、後になってふと「あの夕陽を見たあの日の仕事は本当に頑張れたな」と思い出す瞬間があります。そしてその思い出が、次の挑戦に向かう自分を静かに後押ししてくれる。風景や時間の記憶が、努力や成長の証として強く刻まれていくのだと思います。
仕事というのは、いつも結果ばかりを追いがちですが、過程のなかにあるこうした「一瞬の報われる時間」こそが、次へと進む原動力になるのかもしれません。
この夕陽のように、誰かの努力の先にも、そんな達成感の光が静かに差し込むことを願って。

